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9・21「Krush.33」石川直生「-58kg挑戦は自分への試練。“新生”と“安定”を組み合わせた“完成”のスタイルを作る」

石川 直生

[2013/09/13]

 9月21日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.33」の[Krush -58kg級挑戦者決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R]で神戸翔太と対戦する石川直生のインタビューを公開! >>詳細

――ISKA世界ライト級王座決定トーナメントが終わり、新たな場として-58kg級を選んだのはなぜですか?

「それには二つの理由があります。まず自分はプレーヤーでもあって、お客さんの目線を意識しながら現役を続けているんだけど、60kgでは年末にタイトルを獲れなくて、今の俺は順番待ちの状態なんです。対戦相手を見ても一通り、どの選手とも戦っている。そうなると新陳代謝の早いKrushの中で、俺が60kgで戦っていてもお客さんは面白くないだろうし、自分自身もモチベーションが上がりづらい。それで新しいステージが必要だと思いました。

 もう一つは自分への試練です。何回も何回もチャンスをもらっているのに、それをものにすることが出来ていない。この2年間、WBCムエタイも含めると4回もチャンスをもらっているのに一つも獲れていません。チャンスをもらえるのは自分のキャリアや実績を評価してくれているからだけど、それに応えることが出来ていないんです。ここ数年間、60kgで試合をしてきたので、俺は60kgで戦う体になっています。それも普段から節制を続けてのこと。そこから58kgまで落とすというのは難しくはないけれど厳しいことです。チャンスをものに出来ない自分に対しての試練として、もっと選手としての意識を研ぎ澄ませるために58kgへの挑戦を決めました」


――自分が輝くためには今まで以上に厳しい状況で試合をしなければいけないということですか?

「年齢に関しては気にしていないんですよ。動けることは証明できているんで。よく年齢を重ねると体重が落ちづらいと言うけれど、それは試合間隔が空いている選手で、コンスタントに試合をしている俺は代謝も落ちていない。だからこそあえて厳しい場所を選びました。もちろんそれはチャンピオンになるために」

――-58kg級は今年からスタートした新しい階級で、若い選手も多いです。例えば王者の武尊選手、対戦相手の神戸選手や鈴木雄三選手はKrushでしか試合をしたことがない選手です。そういった中に入って戦う自分を客観的に見てどう感じていますか?

「彼らは今のKrushの戦い方を作ってきた選手で、僕は今まで積み重ねてきたものを一度フラットにして、Krushの戦い方にアジャストして(スタイルを)組み直しているベテランですよね。その上で僕はタイトルを獲れていないけど、トップをキープできている。そしてKrushでしか試合をしていない選手たちと同じところに入れてもらえた。でも俺はここにいちゃいけないんですよ。みんな強いことは分かっていますけど、現役を続けている以上はそこから抜け出さなきゃダメ。俺は自分が落ち目だとは思っていないし、落ち目になったらやめるつもりです。まだ俺は落ち目じゃないと思っているからこそ58kgを選んで、58kgのベルトを獲りに来たわけですから」

――トーナメントからタイトルマッチまで含めて、自分の強さを証明するものにしたいですか?

「そうですね。去年、板橋(寛)選手に勝って“新生・石川直生”という言い方をしてもらったんですが、それ以降の試合は安定していません。この間のグザヴィエ・バスター戦だって、もうあと少しで勝てるってところで星を落としている。だから今は新しい練習を取り入れつつも、自分の原点を思い出すような練習も続けていて、“新生”と“安定”を組み合わせた“完成”のスタイルを作っているところです」

――対戦相手の神戸選手にはどんな印象を持っていますか?

「まずは安定した自分を作るところからスタートしているので、試合まで1カ月を切ったら本格的に対策を立てていこうと思います。が知っている本来の石川直生だったら負ける相手じゃないけど、安定感のない石川直生だったら負ける相手。僕はそう思っています。それは神戸選手に限ったことじゃなく、トーナメントに出ている他の3選手、そしてチャンピオンにも言えることですね」

――-60kg級は石川選手の階級変更だけでなく、板橋寛選手が新王者となり、大月晴明選手の復帰が決まるなど、色々な動きがありました。石川選手はどんなことを感じていますか?

「長年この世界に生きてきて、いつも思っているのが、どれだけ築き上げても一つの負けでそれが崩されてしまう。その逆も然りでどん底にいても一つの勝ちで全部を取り戻すことが出来るということ。その象徴がベルトだと思うんですね。だからベルトを持っていない俺は何も言う権利がない。周りは『石川は新チャンピオンの板橋に勝っている』という見方をするかもしれませんが、今のままでは何も言えません。今の俺がやるべきことは58kgで安定した自分を作ることです。ただ一つだけ言っておきたいのは、俺は60kgから逃げたわけではない。俺は60kgの選手で、自分への試練として58kgで戦うことを選んだということです」

――まさに今回の-58kg挑戦は“試練の7番勝負”ではなく“試練の-58kg勝負”ですね。

「ああ…そうですね。“試練の七番勝負”は今から5年前で、俺が29歳の時だったんですよ。あの時と自分の内側は全く変わっていない。結果は5勝2敗に終わって、もし自分が安定感ある選手だったら7勝だったのかなとは思います。でもこの世界にいる以上、いつも試練なんです。その中で孤独と向き合って自分と戦う。俺はそういう道を選んでいるし、今の俺にとってそれが58kgで戦うこと。周りからは割り込みに見えるかもしれないけど、自分自身への試練として、この階級のベルトを獲ります」

≫ Krush.33 大会概要
≫ 石川直生 選手データ
≫ 神戸翔太 選手データ

  • 石川直生 vs グザヴィエ・バスター
  • 石川直生 vs 青津潤平
  • 卜部弘嵩 vs 石川直生
  • 石川 直生
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Krush.71
2016/12/18 18:00開始
後楽園ホール
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Krush.72
2017/1/15 18:00開始
後楽園ホール
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